| 依存症
553
page-template-default,page,page-id-553,ajax_fade,page_not_loaded,,paspartu_enabled,paspartu_on_top_fixed,qode_grid_1300,footer_responsive_adv,qode-theme-ver-10.1.2,wpb-js-composer js-comp-ver-5.1,vc_responsive

依存症

■ 依存症とは依存症とは、

日常生活に支障をきたしているにもかかわらず、お酒や薬物の使用・ギャンブル・買い物などにのめり込み、それがやめられず、自分の力だけではどうにもならない状態を言います。
依存症は正しく治療すれば回復することができます。

 

依存症は、代表的なアルコール依存症だけではなく、近年は様々な依存症が増えています。

 

○物質への依存:アルコール依存症、薬物依存症、ニコチン依存症。
○行動への依存:ギャンブル依存症、(浪費・パチンコ)、窃盗癖、買い物依存症、性嗜好障害(性依存症)。
○人間関係への依存:恋愛依存症、暴力(DV)、ストーカーなどがあります。

 

自分自身で、そのことを中断することが難しく、それが生活の中心になってしまうこともあり、結果として健全な生活を維持することができなくなってしまいます。

各種依存症の種類

■ 原因

依存症の原因については、今なお多くの専門機関で研究が進められており、依存症の原因や治療方法は、研究によって日々更新され、医療現場に反映されています。 ここでは、代表的なものをいくつか紹介します。

○ 遺伝的脆弱性
近年の研究では物質依存の発症しやすさと遺伝との関連が報告されています。 アルコール依存については家族内での遺伝が数値的に報告されています。アルコール依存者の約3人に1人がアルコールを乱用する親を持っており、アルコール依存の父を持つ子どもの4人に1人は、自身がアルコール依存になりやすいといわれています。 双子研究ではアルコール依存の一致率は二卵性より一卵性の方が高い結果が得られています。このため遺伝の影響が強いと考えられています。アルコール依存の発症に遺伝要因が占める割合はおよそ2分の1から3分の2と推定されています。例えばアルコールを体内で分解する酵素を生来多く持っているか否かで、アルコールに強い体質か否かが決まります。この体質はアルコール依存症の遺伝に強く影響を受けます。

 

○ 神経生物学的要素
アルコールや薬物を長期にわたって乱用すると、脳内の神経細胞の機能が変化し、報酬効果(快感や喜び)を徐々に得にくくなります。快感や喜びなどの報酬効果を得るために、より頻回により多量に薬物を使用するようになります。例えば、アルコール使用者の場合では心地よい酔いを得るために飲むアルコール量が徐々に増えていきます。
近年の研究結果では、脳内の神経細胞の機能変化が、不安や抑うつ症状の原因になるとされ、それらの精神症状を緩和するために、ますます物質を使用するようになるとの報告もあります。

 

○ 条件付けと使用欲求
ストレスや不安を解消するため、気分を改善するために、アルコールや薬物を使用しているうちに、徐々に使用量が増加していき、結果として依存症になります。このしくみは「条件づけ」という理論で説明されています。嗜癖行動は条件づけ理論によれば、報酬によって強化・学習された習慣のことです。ある行動で一度味わった楽しかった・心地よかった体験が次の行動の起因となってその行動を繰り返し行ってしまうということです。 条件づけされ習慣化された物質使用と密接な関係にある刺激(注射針、薬物の売人、飲み屋、酒の臭い、テレビCMなど)が手がかりとなって、物質の使用欲求が誘発されることが研究結果として知られています。例えば、暑い日に焼き鳥を見たり匂いをかいだりするとビールが飲みたくなるといった反応です。 欲求は単に依存症の発症と持続に関係するだけでなく、再発にも関与することが報告されています。

 

○ 心の脆弱性
以前の研究では、依存症になりやすい性格や人格に関する言及もありましたが、近年では、特定の人格傾向が物質依存の原因になるとはいいがたく、むしろ物質に依存した結果としてある特定の人格傾向になる可能性が大きいとされています。たとえば薬物依存症のひとつであるニコチン依存症の人は、人格に問題があるとは一般的には余り考えられません。

 

○ 社会学習理論
生育環境や社会環境から受ける影響によって嗜癖行動が増進されることがあります。たとえば、子どもの頃から周囲の大人が美味しそうにアルコールを飲み楽しそうにする姿を見て育つと、子どもはアルコールは美味しいものなのだ、飲むと楽しくなるものなのだ、大人になったら飲んでみたいと学習します。
テレビのCMにも同様の効果があります。このように環境から刷り込まれる学習効果というものも原因のひとつとしてあります。

■ 症状

依存症の症状は、「依存しているもの」がないと不安になり、イライラしたり、いてもたってもいられなくなり通常の生活が送れない状態となります。

依存症の症状にも段階があり、それを摂取したり、その行為をすると楽しいと感じ、「またしたいな」と考える「精神依存」が第一段階です。精神依存から繰り返しそれを摂取したり行為を行うと、「耐性」ができ、同じ量や同じ刺激では楽しいと感じられなくなります。
そうなるとさらに量や頻度が増え、より刺激を求めていきます。その摂取や行為を止めると精神的な症状が現れ(不安を感じ始めイライラする)、さらに肉体的な症状(手が震える、頭痛がする)も現れます。これらは「離脱症状」「禁断症状」といい、「精神依存」から「身体依存」になってしまっている状態です。

 

・ 物質依存症は、アルコールやニコチン、薬物が対象となる依存症です。
・ 過程依存症は、ギャンブルや買い物、セックス、盗癖や暴力が対象となる依存症です。
・ 関係依存症は、恋人や親子、夫婦などの人間関係が対象となり「自分がいないと相手が生活できない」状態にして自分が必要とされる場を作り出そうとします。

依存症の改善方法

■ ココロのトビラでは

アルコールや薬物など、適切な依存物質からの離脱の後に、それぞれの自助グループ等で回復を目指す方々の心理的支援を行っていきます。
買い物依存や人間関係などは、そのお悩みなどを一緒に話し合って進めていきます。
来談者中心療法や認知行動療法を行いながらカウンセリングを進めていきます。